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2019年10月23日 [FAQ]

土地を購入するのに司法書士は必要ないの?

結婚した時からずっとマイホームが欲しいと思って、子供ができる前はいろいろなハウスメーカーの住宅展示場に妻と一緒に出掛けて、家を建てる寸前までいったこともありましたが、その時は希望していた場所にこれだと思った家を建てるとなると、かなりの金額になってしまうことが分かり、今より収入も低く、妻も結婚してしばらくは仕事もしていなかったので、住宅ローンを組むにはもっと予算を下げなければいけないことが分かり断念しました。
その後妻も再び働き出して、私の収入もアップして、その時断念した家を建てられるようになりましたが、子供が産まれてバタバタしていたこともあって、それからかなりの月日が経ってしまいました。
来年子供が小学校にあがるので、そのタイミングでようやく本気でマイホームの建設計画が再会して、再びいろいろな住宅展示場を周り、ここだと思ったハウスメーカーに土地探しも手伝ってもらって、いい物件が見つかりました。
するとマイホームを建てる時には、家と土地以外にも諸経費だけでもかなりの金額になることが分かり、見積書の中には「司法書士費用」というものもありました。
会社の先輩にそのことを伝えると、その気になれば司法書士費用は省けると聞きましたが、本当に司法書士は必要ないのでしょうか?


回答

不動産売買では司法書士のお世話になった方がいいでしょう。


司法書士は、土地の所有権の移転や抹消など、不動産の権利に関する登記申請の書類の作成や申請の代理をするのを主な業務としますが、登記申請に必要な書類の作成は、必ず司法書士が行わなければいけないということではありません。
ただし、自分でそれをするには、法務局に出向いて慣れない手続きを行う必要がありますし、不動産売買では必ず売り手と買い手が存在するので、司法書士を間に入れなければ両者が納得した取引ができない可能性が高くなり、不動産の名義を移すのにも、権利書や印鑑証明書などの書類がなければスムーズに契約を交わすことができなくなるため、現実的には司法書士費用を省くことをする人はほとんどいません。
司法書士は国家資格を持つ不動産取引の専門家なので、手続上ミスを犯すことはありませんし、不動産の取引では大きなお金が動きますし、土地を購入して家を建てる際に発生する諸経費の中で、「司法書士費用」はそれほど大きな金額ではありませんので、そこはケチらない方がいいでしょう。

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