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2019年07月18日 [FAQ]

個人で裁判を起こすのは難しいですか?

私は現在トラブルを抱えていて、相手方と話し合いを進めているのですが、これでは埒が明かないと感じており、最終手段として訴訟を起こすことも検討していて、その際には費用がもったいないので自分で訴訟をしたいと考えています。
しかし、あまり本人訴訟をするという話は聞かず、弁護士に相談をするのが当たり前のような気がするのですが、個人で裁判を起こすことは可能なのか、どんなメリットやデメリットがあるのか教えてください。

回答

自分で行うことは可能ですがリスクがあります


裁判をするとなると弁護士に相談するのが当たり前というイメージがあるのですが、実際には個人で裁判を起こすことも不可能ではなく、実際にそれを実行している人も存在しています。
個人で裁判をすることを本人訴訟といい、自分が弁護士を利用しない場合だけではなく、相手方も弁護士を用意していないケースもあって、自分も相手も弁護士を使わずに自身で対応しているというケースも意外とあるのです。
弁護士を頼らずに個人で訴訟をするメリットとしては弁護士に支払う費用が必要なくなる点であり、弁護士に相談するためには着手金や相談料などがかかってしまい、裁判で勝ったとしても成功報酬も発生してしまいます。
そのため、相手に請求する金額が小さい場合には、弁護士を利用してしまうと費用の負担が大きすぎるため本人訴訟をするケースが多いのですが、請求金額が大きい場合には弁護士を利用したとしても受け取れる金額はかなり高額となるため、弁護士に相談する人も増えてきます。
また、弁護士に相談したほうがより高額なお金を請求できる可能性が高くなるケースもあって、専門的な知識が必要となるような場合でも弁護士に相談するケースは多いです。
本人訴訟をすると法的な主張をすることができず、裁判で不利になってしまう可能性が高く、証拠の用意の仕方や書類の準備の仕方などについてもきちんとルールを理解していないために適切に対応できない可能性が高いです。
すべての準備を自分で行うとなるとかなりの手間がかかってしまい、普段仕事をしている人にとっては、なかなか雑務をこなすための時間を確保することができず、大きなストレスもかかってしまうため、結局は弁護士を頼りにするというケースが多いです。
これから裁判をしようと考えているならば、基本的には弁護士への相談を考えるべきであり、自分で訴訟をしたいのであれば、さまざまなリスクがあり、負けてしまう可能性があることも理解しておきましょう。

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