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2019年06月14日 [FAQ]

司法書士に頼まず不動産登記を自分でするリスクはありますか?

不動産の売買をすることになったため、所有権を移転するための登記をしなければいけなくなったのですが、そのためには自分でやる方法と司法書士に依頼する方法の2つがあることを知って悩んでいます。
司法書士に依頼するとなると報酬を支払う必要がありお金がかかってしまうため、できれば自分で手続きを進めたいと思っているのですが、不動産登記を自分で行うことにはどういったリスクがあるのか教えてください。

回答

時間がかかり、金融機関から認められない可能性もあります


不動産登記は自分ですることも可能なのですが、その際にはたくさんの書類を準備する必要があり、書類の内容についてはそれぞれの物件ごとに変わることもあり、提出をする前には法務局の窓口でチェックしてもらうことになります。
したがって、時間をかければ自分で登記をすることは不可能ではないのですが、そのためには何度も修正してもらう必要があり、そのため法務局まで何度も通うことになってしまい、大きな負担となってしまうでしょう。
基本的に法務局は平日の日中にしか開いていないため、日頃は会社勤めで働いているという人はなかなか法務局へ行くための時間を確保することが難しく、法務局は駅から遠い場所に立地していることもあるため、アクセスするだけでも大変で労力がかかってしまうのです。
司法書士に依頼するのであれば、司法書士が法務局にまで行って、書類の手続きを進めてくれるため、自分で何か準備しなければいけないことはなく、司法書士が面倒なことをすべて引き受けてくれるため、負担がかかりません。
また、住宅ローンが関わる場合には、自分で登記をすることを金融機関のほうが認めてくれないケースもあり、住宅ローンを借りる条件として司法書士の利用を強制されるケースもあるのです。
また、時間をかけて書類を準備して提出したとしても申請が却下されてしまうことがあり、それは書類に不備があるケースが多く、訂正するためには余計な時間がかかってしまい、いつまで経っても申請を終わらせることができないという事態になってしまうのです。
このように司法書士を利用せずに自分で不動産登記をすることにはたくさんのリスクが存在しているため、面倒なことを避けたいのであれば、司法書士にお金を支払って申請の代行をしてもらったほうがスムーズに不動産登記を進めることが可能であり、不動産売買を速やかに終わらせることができるため、メリットが多いのです。

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